●小田島旅館創業期 下宿から旅館へ
旧小田島旅館は明治30年(1897年)太田代カツにより、下小路(現本町)に
下宿として創業された。創業時期については創業当時の公的資料があるわけ
ではないが、昭和26年発刊「老舗銘々傳」の取材による小田島旅館の記述が
ある。取材を受けたのが創業者の孫(実際は甥)であり、当時生前の創業者を
もっともよく知る人物である。
●旅館業への専念 明治から大正期
創業当時はあくまで下宿であり、生業としての本業ではなかったらしい。
明治40年(1907年)に現在の岩手医科大学歯学部の
地に客室数10部屋にて旅館業の営業を始める。
その後興産無盡(現北日本銀行本店)の地に移ることとなるが、転居するたびに
規模を拡大していった。
そして大正14年に盛岡税務署の跡地を払い下げにより取得し、約500坪の敷地に
近代的本格旅館の経営をするに至った。 |